熊谷 崇先生のファイナル講演会

「削っては充填し、歯を抜いては入れ歯を作る…歯科医の仕事はこういうことなのだろうか」こんな事を疑問に思いながら、毎日を過ごしていたことがありました。それに答えをくださったのは、山形の酒田で開業されている熊谷崇先生でした。

18日の日曜日に先生のファイナル講演があり、私も今年の締めに刺激を受けようと出席しました。

  • 最初から重度の歯周病の人はいない
  • 最初から補綴物がいっぱいの人もいない
  • 最初から虫歯の人もいない
  • 若い時に治療を遅らせると、治療が必要になるかもしれないが、歯は残る
  • 健康な歯列と満足のいく咀嚼機能を維持するように援助すること
  • 歯科医療は、生涯健康をサポートできる仕事である
  • マージンの適合は自分の歯が一番よい

… などなど

「私たちは学び続けるのと引き換えに、ライセンスをもらっているんだよ」という先生の言葉を頷きながら聞いていた私です。スタッフに言わせると、私は体力があるらしいし、泳ぐのをやめたら死んでしまう鮪のようらしい。でも、正直なところ「時間がなくてできない」と自分自身に言い訳ばかりしている。帰りがけ、熊谷先生と一緒に写真を撮っていただいた。「頑張ります」と口癖のように言葉が出る。予防歯科という言葉に疑問を持っている私。「予防歯科」という特別の科のように言われることが多いが、これは歯科医師の当然の仕事と思うようになった。「若い時に治療が必要でない口腔をつくりたい」「できるだけ小さいうちに来院していただいて、生涯自分の歯で食べられるお手伝いをしていきたい」
「できれば歯並びもよくしたい」(審美的によいという意味でなく)やりたいことは山のよう。

人と比較して劣っていたとしても決して恥ずることではない
けれども去年の自分と比較して
もしも今年が劣っていたら それは恥ずべきことである (松下 幸之助)

来年の今頃、今より進歩した自分でありますように。、患者さんの健康をサポートできる歯科医院であり続けるよう、スタッフ一同学び続けたいと思います。来年もよろしくお願いいたします。

八神純子さん PS 懇親会で八神純子の生歌を聴くことができました。私は、どっぷりその世代です。お子様の手が離れたので、25年ぶりに日本での本格的な活動を再開するそうです。なによりも驚いたのは、その変わらぬきれいな声。そして以前よりも女性として魅力的だったこと。素敵に年齢を重ねられていて、本当にかっこいい女性だと思いました。そこで、帰宅は遅くなりましたが、その日はしっかりマッサージ・パックしてから休みました。