娘の絵日記から思う事

院長の長谷川です。
今月も4週のうち3回の日曜日は研修です。時々、今日が何曜日なのかわからなくなっています。家事の時間が充分にとれず、時間を見つけてはちょこっと掃除、洗濯をするダメ母の私です。

先日、娘が5才の時に書いた絵日記を久々に読みました。
幼い時の彼女は、本が大好きで、文字を絵のように覚えていました。保育園にもすぐになじみ、おむつもすぐにとれ、仕事に行く私を追うこともなく、こっちが寂しいくらいでした。
今はこの絵日記を見ると心が痛む余裕のある私ですが、その当時は仕事の事で頭がいっぱいでした。働きながら子育てをするのは大変でした。女だから、子供がいるからと仕事では言い訳できませんから。

自分の診療所をもち、長い目で患者さんの経過をみていくことができるようになると、このままではいけないと気がついてしまい、またまた自分を追い込んでいく生活が始まりました。歯を削ったり、抜いたり、入れ歯を入れたり…こうゆうことを繰り返すことが医療なのかと疑問に思ってきたのです。
結果に対しての行為でなく、原因に対して行うことが欠如しているのではないか…2005年に熊谷先生の研修に参加し、診療所を見学させていただいた時に、爆弾を落とされたような衝撃をくらいました。
ハードの面だけでなく、ソフトの面でも、先生の一言一言が心につきささるようでした。そして、自分が変わらなければいけないと思いました。こうしたいと思うと、居ても立っても居られない性格の私は、少しずつ診療所にも手を加えてきました。むし歯や歯周病はもちろんですが、歯並びも予防ができるのではないかとSHTA(代表者 川崎市ご開業 星岡 才賢先生)に入会しました。
良い師に出会い、また、良いスタッフに恵まれ、仕事では自分のやりたいことができるようになりました。

でも、自分を見つめると、一人の母として娘に対していかがなものだったかと反省することがいっぱいです。
仕事もしたいし、よい母であることも、両方欲しかったけれど、不器用な私には両立はできていなかったと反省しています。娘とも、あとどのくらい一緒にいられるのでしょうね…
今日は久々のお休みです。娘を誘ったら、予定があるとお断りされてしまいました。どうやらいつの間にか、私が寂しい思いをする番になってしまったようです。