新年明けましておめでとうございます

院長の長谷川です。
新年明けましておめでとうございます。

むし歯・歯周病は予防が進み、歯科医院には健康維持のために来院される方が増えてきました。厚生省は80才で歯が20本以上ある人の割合が51.2%に上がり、初めて2人に1人以上になったとする2016年歯科疾患実態調査を公表しました。ご高齢者が元気で健康に生きていくために、歯科医療が果たすべき役割も従来とは違ってきていると思われます。悪くなってからリハビリするのではなく、悪くならないように予防することが一番大切です。限られた診療時間では、ゆっくりお話ができないので、不定期ではありますが歯科衛生士が中心となり、口腔機能を維持するための勉強会を開催しています。これは、ご高齢の患者さんに元気で過ごしていただくため、また、私たちが目的をもって学ぶためでもあります。

むし歯、歯周病、歯列不正に顎関節症…口腔構造の歪みが機能の低下を招き、全身にも影響を及ぼしていることを痛感するようになりました。成人の疾患だと思っていた睡眠時無呼吸症や顎関節症が、小児にも珍しくありません。子供の時の些細な問題が、成人になった時に大きな引き金にならぬよう予防の眼をもって、診療に関わっていきたいと思います。
今や歯科治療と言っても、お口の中だけを診ているだけでは済まされない時代です。凡人の私は、継続して学んでいくしかありません。熊谷先生の「学ぶ気持ちが無くなったら免許は返すべきだ」とのお言葉は常に頭の中にあります。
一開業医ではありますが、自分にできることを探りながら、少しでも地域に役立てる歯科医でありたいと思います。今年もスタッフ一同、宜しくお願いいたします。

もうひとつの私のモットーは「歯科医である前に人間であれ」です。
私の姉はとても料理の得意な人で、機会があれば教えてもらいたいと常々思っていました。年に何度かは姉のところにみんなが集まり、盛大な食事会になります。食べきれないほど料理をふるまってくれるのですが、これが美味しいんです、本当に。義兄が太ったのも仕方ない。今回はクリスマスケーキにおせち料理とバッチリ教えてもらいました。ついでにお正月の生け花まで。なかなか充実したお休みだと思っていました。が、現在インフルエンザAにかかり、外出禁止令が出ています。私がおとなしくしていないので、娘に叱られてばかりです。今年も、一生懸命に仕事をして一生懸命に自分の時間を楽しんでいけたらと思っています。

5日6日にご予約された患者さんには、新年早々ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。9日から頑張ります。