ご近所さんに感謝

午前受付の坂口です。

先日、自宅にいる娘から電話がありました。診療室に電話があるのは急用ができた時なので何事かと思い、興奮気味に話す娘を落ち着かせ、話を聞きました。
玄関のチャイムが鳴りモニターを見たら、知らない作業服の男性がいた。そしてその男性が「屋根のてっぺんを閉じないと大変なことになる」と言った。娘が「大人が居ないので分かりません」と言うとそのまま立ち去った。というものでした。
娘は、一人で居るこの家に今何かが起こると思い、怖がっているのでした。私が「道を歩いている人からは、屋根の上は見えないでしょ?気にしなくて大丈夫だよ」と言っても、私の話もよく聞かず「怖い怖い」と言い、なかなか電話を切らせてくれません。私はまだ仕事中で、帰ってあげることもできません。
そこで、ご近所さんに助けを求めました。すぐに我が家を訪ねてくれ、娘と一緒に外から家を見上げ「屋根なんて高い所よく見えないね~。その男の人も見えないはずよね」と話してくれました。よく知っているご近所さんの言葉に、娘も納得し安心したそうです。

色んな場面で、いつも周りの人に助けられています。
私が風邪をこじらせた時や上の子の入園式、幼稚園の親睦会などには「たまにはゆっくり楽しんできて」と言って、下の子を預かってくれました。私が幼稚園バスのお迎え時間に間に合わない時に、バス停までダッシュしてくれたり、当事小学1年生の息子が私が家に居なくて玄関先で大泣きしていたところ、家に入れて一緒に待っていてくれたり(おやつをいただき宿題までさせてくれていました 笑)、特に子供が小さい時に数え切れないくらい助けていただきました。そして、子供たちが大きくなった今でも子育ての悩み、進路のこと、家族のことなどお互いに色んなことを話せる間柄です。

いつもみんなに助けてもらってばかりで…と、以前母に話したことがあります。母は「助けてもらった分を、その相手に同じだけお返ししたい気持ちはあるだろうけど、それは難しいもの。その感謝の気持ちを返す相手は、別の誰かでもいいと思うよ。世の中巡り巡って、そのお世話になった方に回っていくものだよ」と言っていました。それからは自分がお世話になった分は、相手が誰でも、色んな形でもいい、自分のできることで返していけたらと思うようになりました。まだ、そのような機会は訪れていませんが…いつでも動けるように元気でいること、そして心にもパワーを溜めておきたいものです。

ちなみに、後日信頼できる業者さんに念のため屋根をみていただきました。家の周りを一周見てもらい、屋根にあがって点検してもらいました。「何にもないですよ~大丈夫です」の言葉に一安心!みなさまもお気をつけ下さい…。


我が家の頼もしい番犬。ご近所のみなさんにもかわいがっていただいています。