2015年 今年も走りまわります

院長の長谷川です。
今年も、スタッフ一同、患者さんの歯を残せるように頑張りたいと思います。
年末に待合室に患者さんに役立つのではないかと思われる情報を発信するためのモニターを設置しました。お口の中に少しでも関心をもっていただけるとうれしいです。

ところで、11日12日に一泊二日で韓国に行ってきました。
受付の佐々木さんには、「先生、次は韓国に日帰りですね」なんて言われてしまいました。強行ですが、今回は友人に会うために思いきって出かけました。友人は、ドイツ在住の韓国人で、以前ドイツを旅したときに知り合いました。年が同じことや、東大に留学していた経験もある日本語堪能な才女です。ドイツや韓国に行くときには彼女の家に滞在させていただいています。彼女のおかげで、観光客でないドイツや韓国の滞在を楽しんでいます。

今や、私にとっての韓国は、「近くて遠い国」ではなく、友人の国となりました。韓国のソルラル(旧正月)の時には、古宮で伝統遊びや占いを楽しみました。肌を刺すような寒さで、帰国した時に2月の東京が暖かく感じました。ある時は、日本のはとバスのようなバスツアーに参加しました。当然ですが、韓国語が飛び交うバスの中、唯一の日本人でした。この観光バスでは、目的地に着いたとたん、乗客は添乗員の話を全く聞かず、いっせいに好き勝手なところに飛び出していったのには驚きました。韓国では、毎日がお祭りのように屋台が出ていて、おいしそうな食べ物のにおいが充満しています。「おでん」といわれる板状のすりみのようなものが串に刺されたものは、寒い空の下で食すと体の芯から温まってきます。今回は、「コロッケ」と呼ばれるものに初挑戦してきました。日本の「揚げパン」ですね。中身に小豆、かぼちゃ、ジャガイモ…6種類くらいありました。友人に薦められるままかぼちゃをいただきました。添加物の入らない自然の甘味が口の中に広がりました。歩きながら、立ったまま食べるという、日本ではお行儀が悪い立ち食いがここでは王道です。ちょっとトイレも使い勝手が違いますが、あまりきれいな話ではないので省略いたします。とにかく、それはそれは刺激的な体験ばかりです。

こんな活気のある韓国ですが、北朝鮮とは休戦中というのが現実です。兵役の制度もあるし、軍服を着た若者をみることもあります。世界を見ればあちこちで争いが起こり、罪のない人々が亡くなる毎日です。つらいニュースを見聞きするたびに、私は日本人に生まれたことを感謝します。そしてこの気持ちが、わが子やまだ見ぬ孫に永遠に続くことを望みます。

世界中の人達がいろいろな国の友人を作れば、友人を通してその国を理解していこうとして、いつかは戦争のない世界になるのではないかと思います。
「It’s a small world.」2015年が戦争のない平和な世界でありますように切に願うばかりです。