スポーツ観戦

受付の坂口です。

私は日頃スポーツはしないのですが、スポーツを観戦するのは大好きです。子供の頃は毎日テレビでプロ野球を。特に野球が好きな訳ではありませんが、昔はスポーツ中継といえばプロ野球でした。バレーボールは、日本で国際試合が行われる時にテレビ中継がありますが、テレビの前で本気で応援していました。最近では夜はバタバタと忙しい時間になってしまい、そんな時間もなかなか取れませんが、オリンピックは夏も冬も大好きで、どんな競技でも観ています。

最近、娘が部活動を頑張っていて、頭の中の70%は部活のこと!運動部なので毎日疲れて帰ってきますが、本当に楽しそうです。当然、○○大会といわれる試合があるのですが、照れくさいからか「観にこないで。気になって集中できないから」と言われています。私は娘の応援に行きたいというよりも、元々観戦が好きなので、娘の試合も観たい派なのですが、負けたのを私のせいにされるのも困りますし、何より今の年齢はいわゆる「そういうお年頃」なので、親が来ていると本当にやりにくいのかもしれないと思い、表立って観に行くことはしていませんでした。
以前の大会では、こっそり絶対にバレない遠い場所から観て応援したこともあります。反対に他の保護者の方に紛れていればバレないだろうと思い、こっそりかつ堂々と観ていたことも。意外にバレないものです。今はコロナ対策で声での応援は禁止されているのですが、声を出して励ましたり一緒に喜んだりしたいというよりも、どちらかというと祈るような気持ちになります。

平日のある日、大会の出場枠をかけた試合がありました。学校が終わったらすぐに出発して他校に行くことになり、暑い中での移動で子供たちの体力が消耗されるのを顧問の先生が心配してくださり、親が送迎を行うことになりました。先生に「帰りのこともありますので、観ても大丈夫ですよ」と言っていただいたのですが、子供たちの気持ちを考えるとどうしたものか・・・観ていてもいいのか、観ない方がいいのかと迷っていると、アッという間に試合がスタート。流れでそのまま観ることになりました。
人一倍緊張してしまうタイプで、試合開始直後は身体が動かない娘たちは、いきなり1ゲームをあっさり落としてしまいました。そうなると母たちはとても観ていられません。自分たちが子供たちの視界に入ってしまったせいで、いいプレーが出来なかったのではないかと思い、物置の陰に隠れてしまいました。隠れてちょっとだけこっそり覗いて、子供たちが自分たちに背中を向けたタイミングを見計らって顔だけを出し、また引っ込む…。自分の子供がどんなプレーをしているのか、ミスしたのかポイントを取ったのかよく分かりませんでしたが、周りの雰囲気でポイントをとったことが分かると、物置の陰から拍手を。
そうこうしているうちに、子供たちの調子も上がってきてポイントを重ねていきます。そうなると、母たちはもう陰から出られません!(笑)この流れを変えたくないのです。たまたまと分かってはいますが、自分たちが隠れていた方がポイントを取れるのなら、いくらでも隠れていますとも!験担ぎみたいなものでしょうか…。
試合が終わり、帰りの車の中で娘から「物置から出たり引っ込んだり、忙しそうだったね 笑」と言われてしまいました。バッチリ見られていたのかとガッカリしつつ、心の中では「お母さんたちの験担ぎのおかげかもね~」とにんまりしていました。もし次に試合を観る機会があっても、私はまた同じことをするでしょう。子供のために…ドキドキして観ていられない自分のために…。

70%は部活動、残り30%は好きなアーティストのことで頭がいっぱいな娘。家でもこの2つの話ばかりしています。勉強のことも考えてもらわないと困りますよ!

テスト前は勉強した方がいいと思うワン!