人と人との繋がり、人と言葉との繋がり
歯科衛生士の古田喜代子です。訪問口腔ケアを担当しています。
今日12月9日は本当は石巻にいるはずでした!
八王子から“ボラバス”で石巻に行く「ボラバス・ハッチー石巻」への参加の為に集合場所の八王子駅南口に向かうその途中で「地震のため本日は中止」の連絡が入りました。昨年の3.11の時もその2日前に大きな地震があったそうなので、念のため延期という判断に至りました。とりあえず色々な思いも詰め込んだ重いバッグを持って八王子駅南口に行きました。その場所は昨年の3.11の時、訪問途中で電車の中にいたので駅員さんの誘導でこの南口広場でしばらく待機していたのを思い出しました。
石巻には今年の7月31日~8月2日まで行ってきました。鎮魂川開き・灯籠流し・花火大会も地元の方々や他のボランティアの方々と一緒に川岸の宿の特等席で楽しませていただきました。その時は歯科とは別の内容で“笑いヨガ”で一緒に笑いながら仮設などの集会場で交流させていただきました。そして今回の企画はみんなで簡単な郷土料理などを作って食べた後、私はイベントとしてこの笑いヨガでみんなで楽しく笑う予定でしたが・・・・・。
他の参加者も仮設で行う色々なイベントを用意していました。ヤクルトの瓶2本で作るマラカス、クリスマス英語、DVDシネマクラブ(笑いの)、アフリカン太鼓、漫才落語、子ども遊び、体操と歌等々・・・そしてその後みんなで“お茶っこ”でワイワイおしゃべりをするはずだったのです。今回この石巻行きのために神戸から若者が参加していました。集合した7名で残念会をやりましたが、素敵な若者たちとも交流でき、次回の石巻行きへの若者パワーを感じました!
この夏石巻で出会った多くの方々とのご縁に感謝しながら、次回の新しい出会いや再会を楽しみにしています。
9日は行けないと思っていたが、東京駅近くで行われたフォーラム「駐在型訪問看護ステーション構想」Part1に急遽申込をして行ってきました。パネルディスカッション「訪問看護の在り方を問う ~なぜ、今一人からの開設が必要なのか!?」にキャンナス石巻代表の佐々木あかねさんがパネリストのお一人として登壇されるのです。20代で行動力と想像力にあふれた素晴らしいナースです。8月に一人開業の申請をされたが不受理だったそうです。11月に再度申請を出したが市は検討中とのことです。なんと訪問看護の必要性について一人で1週間の短期間に1800名の署名を集めたそうです。今後の超高齢社会に向けて地域をよく知っている訪問看護師さんの存在は絶対に必要です! 1800名の重みをしっかりと受け止めていただきたいと思います。看護師の一人開業を応援している者としましても受理されることを祈るばかりです!
基調講演をされた新田國男先生(国立市で開業)も、3.11で要介護者の方も多く亡くなったが以前よりも要介護者が増えているとのこと。仮設で動かないことが考えられるとのお話しでした。これからの高齢者医療と在宅医療についても医療モデルから生活モデルで考えることが大切だと改めて感じました。
話は変わりますが、文語朗読ってご存知ですか?
先日お誘いを受けて熱海で行われた文語朗読会で初めて文語朗読をお聴きしました。歯科衛生士の大先輩が昨年から始めて今年新人として文語朗読会のデビューをしました。
言葉の大切さを元クウェート大使の愛甲次郎先生が「今なぜ文語なのか」と語ってくださいました。このような文語のお話しは私にとっては初めての世界でした。全員が話す必要はないが伝え続けていかなくてはという内容は説得力のあるものでした。
和の趣のあるプログラムも素敵でした!(画像がないのが残念!)