脳の活性化

衛生士の土方です。

噛むことで脳が活性化されて神経細胞や神経ネットワークが錆びついたり死滅したりすることを抑えられ認知症予防にも繋がります。

また五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)すべてを同時に刺激するほうが新たな神経ネットワークが作られやすく脳の活性化は高くなります。

五感を同時に刺激出来るのが「食事」です。
ただ漠然と食べているだけでは脳はそれほど活性化しません。五感を使っている事を意識しながら『ゆっくり・しっかり・食べる』ことが大切です。
コ食のお話でも書きましたが、家族が揃って食事をする事はコミュニケーションの機会を作るというだけではなく、会話をすることで神経ネットワークも活性化され脳にとっても重要なことなのです。

脳のお話のついでに・・・

顔は思い出せるのに名前が出てこないって事ありませんか?
これは人間の記憶の仕組みと関係があるそうです。

脳は見たもの・耳にした音・知識などをバラバラにして記憶しています。
視覚情報は視覚野で処理され、職業や趣味などの知識は脳の別の場所で処理され、名前の響きは音として側頭葉で処理されるといわれています。

これら別々に蓄えられた情報が神経ネットワークで繋がれて「○○さんの記憶」として構成されています。
ところが音としての名前の記憶は神経の結びつきが弱いため最も思い出しにくいそうです。

なかなか思い出せない名前にモヤモヤしますが、思い出せた時はスッキリとしますよね。